ヌックスペースってどんな空間?設置のメリット・デメリットや実例を解説!
新型コロナウイルスの影響でお家時間が重視されるようになった現在。リモートワークやリモート授業などが進み、家で過ごす時間が長くなったという方も多いのではないでしょうか。
今回は、お家時間をもっと充実したものにできる「ヌックスペース」について詳しく解説!ヌックスペースのメリット・デメリットや実例もご紹介します。ヌックスペース設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヌックスペースとは?
ヌックスペースとはどのような空間を指すのでしょうか。ヌックスペースの概要について解説します。
こもれる、小ぢんまりとしたスペースのこと
「ヌックスペース(Nook space)」とは、家の中に設けられた小さな「こもれる」空間を指します。部屋の隅や壁と壁の間など通常の家具が置けないような狭いスペースを活用して設置するもので、収納スペースやデスクスペース、読書スペースなど可変性のある空間になることが特徴です。
デザイン性を重視したヌックスペースでは、照明や壁紙などでアクセントを加えることで、おしゃれな空間を作り出すことも可能。デッドスペースを有効活用することで、家の収納力を増やしたり空間を有効利用できるため、近年さらに注目されているスペースとなっています。
ヌックスペースのメリット・デメリット
ヌックスペースを設置するメリットは、生活空間を有効に活用できることです。ヌックスペースは、リビングの一角や無駄になりがちなデッドスペースなどに設置するもの。通常であれば無駄になりがちな空間をヌックスペースとして有効活用することで、生活空間を広く保てるのです。
ヌックスペースは、ちょっとした収納の一部分に活用することも容易です。収納空間を拡充できるため、より暮らしやすく仕上がるでしょう。
ヌックスペースのデメリットは、デッドスペースを活用できない場合は生活空間を狭めてしまうことです。使用用途がはっきりしていない場合も、結局ヌックスペースを使わなかったというケースもあるため注意しましょう。あくまで「デッドスペースを有効活用する」ことを目的とするのがおすすめです。
ヌックスペースはどこに設置する?間取りアイデアをご紹介
ヌックスペースを設置するときにありがちなのが、「導入したのにあまり使わなかった…」というケース。ヌックスペースを設けるのであれば、実用性のある空間にしたいですよね。ヌックスペースを設置するのにおすすめな部屋をご紹介します。
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
オーソドックスなヌックスペースであれば、LDKに設けるのが一番でしょう。家族みんなで集まるリビングにちょっとしたこもれるスペースがあると、プライベートな空間を保ちやすいためです。
ヌックスペースに机や椅子を設置すれば、書斎やちょっとした家事スペースとしても活用できます。LDKにヌックスペースを検討する際は、具体的な使い道を家族で明確にしてから導入するのが良いでしょう。
LDKにヌックスペースを設置した実例
LDKにヌックスペースを設置した実例。小さなベッド下には収納空間を設置することで、リビング収納としての機能も果たす空間に仕上がっています。
カプセルホテルのようなスペースで、家族との時間も1人の時間も、どちらも楽しめますね。
階段下
階段下もヌックスペースとして活用すると、効率的に生活空間を確保できます。階段下はどうしてもデッドスペースになりがちですが、人一人がちょうどよく収まるスペース。空間を整えれば、こもれるスペースへと簡単に仕上がります。
階段下のデッドスペースを活用し、効率的にヌックスペースを設置しましょう。
階段下にヌックスペースを設置した実例
階段下のデッドスペースを収納兼ヌックスペースに活用した実例。部屋と部屋の間に生まれるちょっとした空間をディスプレイスペースとして活用することで、無駄を省くおしゃれな趣味の空間に仕上がっています。
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パントリー
パントリーにヌックスペースを設置できるの?と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。パントリーの空間を広く保ち、奥まったスペースに机やいすを設けることでちょっとしたヌックスペースとしても活用できるのです。
パントリーのヌックスペースは、家事室として活用できる点もポイント。レシピを確認したり家計簿をつけたりといったように、ちょっとした家事の空間としても有効です。
キッズスペース
子ども用のキッズスペースの一角にヌックスペースも設置しておくと、子どもと遊びながらゆったりとした時間を過ごせます。子どもが小さいうちはお昼寝スペースとしても使えるため、大変便利ですよね。
ヌックスペースをつくる際に気を付けたいポイント
ヌックスペースを設置する際に気を付けたいポイントについてご紹介します。ヌックスペースを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
具体的な過ごし方を考える
ヌックスペースの導入を検討している場合、家族で具体的な使い道を考えておくことが大切です。ヌックスペースを読書や仕事のできるワークスペース、家事スペースとして使う…といったように、具体的な過ごし方を家族で決めることが大切です。
小ぢんまりとしたサイズにする
ヌックスペースはあまり大きな空間にせず、大人1人が入れるほどの空間にしておくとよいでしょう。ヌックスペースは小ぢんまりとしたスペースにするほど、「こもれる」快適な空間になります。
広々としたヌックスペースだと、落ち着かないことも。もちろん用途によって大きさに大小はありますが、基本的に小ぢんまりとしたサイズに収めておくのがおすすめです。
落ち着いた雰囲気の照明・クロスにする
ヌックスペースは落ち着ける空間にするのがベスト。暖色系の照明や落ち着いた色のクロスにすることで、あたたかい雰囲気をまとう素敵な空間に仕上がります。
閉鎖的でない空間に
ヌックスペースは小ぢんまりとした空間にすると解説しましたが、狭いながらも閉鎖的ではない空間にするのがおすすめ。扉を設けて完全に空間を仕切ってしまうと、閉塞感を覚えてしまうためです。
小ぢんまりとした空間にしつつも空間は開放的なままにしておくことで、家族と適度な距離感がとれる間取りに仕上がります。
まとめ
今回は、ヌックスペースのメリット・デメリットや導入する際に注意すべきポイントについてご紹介しました!ヌックスペースを設置することで、プライベートの空間も大切にできる家に仕上がります。
ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね!
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