【部屋の間取り一覧】間取りの種類や選び方を解説!

2022年5月11日

「どのような間取りの物件を選んだらよいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。今回は迷いがちな間取りを一覧にしてご紹介!マンションへの引っ越しや一軒家購入など、様々なケースで考えることになる間取りについて詳しく解説していきます。

間取りは暮らしやすさを左右する重要な部分であるため、慎重に決めることが大切。間取りによく用いられるアルファベットの意味などの基礎知識をはじめ、間取りの種類や選び方を見ていきましょう!

 

間取りを決める際の基礎知識

「2SLDKの物件をたまに見かけるけど、Sってどういう意味?」といったように、間取りについて疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。間取りの特徴について知る前に、基本的な知識について押さえておきましょう。

 

頭文字の数字は居室の数

1Rや2DKなど、間取りの頭文字に数字が使われていますよね。間取りにおける頭文字の数字は居室の数を表します。

 

アルファベットは部屋の性質

間取りの数字に続くアルファベットは部屋の性質や用途を表します。Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチン(台所)、Sはサービスルームです。サービスルームとは、部屋に光が差し込みにくい空間のこと。N(納戸)と表現する場合もあります。

2LDKの場合、「居室が2つ+リビングダイニングキッチン」を表します。

 

UBとは?

トイレとお風呂が一緒のタイプをユニットバス(UB)と呼び、お風呂とトイレが別々になっているタイプをセパレートと呼びます。

ユニットバスのほうが家賃が安く、掃除もまとめてできる点はメリットですが、湿気が気になることやお客を呼びにくいといったデメリットもあります。

 

WICとは?

WICとはウォークインクローゼットのことです。通常のクローゼットとは違い、歩いては入れるほど大きな収納スペースである点が魅力です。

 

ロフト・メゾネットとは?

ロフトは、収納スペースや寝室、趣味の空間にもできるスペースです。ロフトまではハシゴで登るのが一般的でスペースの高さは中腰程度しかないため、ひとつの部屋としては使いにくいです。

メゾネットは居室として使用されるのが前提となっており、一般的な2階建てに近いといえます。賃貸であっても、戸建てに住んでいるような感覚が味わえます。

 

人数ごとの間取りの選び方

マンションや家の間取りを選ぶ際は、どのくらいの人数で暮らすか考えながら適正な間取りを選ぶことが大切です。

たとえば、1人暮らしで3DKの物件に住んでも、部屋を持て余してしまうでしょう。2人暮らしで1DKだと、プライベートな空間がなく、住みにくいと感じてしまうかもしれません。ここでは、間取りの選び方について解説します。

 

1人暮らしでおすすめの間取り

1人暮らしの場合は、1Rや1Kなど居室が一つの間取りがよいでしょう。またユニットバスか風呂・トイレ別かどうかでも家賃は大きく変化するため、自分の優先順位を確認しながら間取りを決めましょう。

 

2人暮らしでおすすめの間取り

2人暮らしであれば、2DKや2LDKの間取りがおすすめです。間取りは同居人との関係性によって決めるのもよいでしょう。カップルの同棲であれば、1部屋で十分な場合もあります。

友人とのルームシェアであれば、プライベートな空間を用意するために部屋を分けたほうがトラブル防止に繋がります。同居人とよく相談して間取りを決めることが大切です。

 

3~4人家族におすすめの間取り

3~4人家族におすすめの間取りは、2Kや2LDK、3Kなどが挙げられます。ポイントは居室の数をどのくらい用意するかという点。

子どもがある程度大きくなっている場合はそれぞれに教室がある方が良い一方、子どもが小さければ居室の数は夫婦の分のみでよいでしょう。家族構成やライフスタイルに合わせた間取りを選択しましょう。

 

4~5人家族におすすめの間取り

4~5人家族の場合は、3LDK、4LDKなどが好ましいでしょう。子ども部屋を用意するかによって間取りは大きく変わるため、家族構成を確認しましょう。

理想は「LDK」であることです。家族で食事を摂る共有空間は確保しておくとよいでしょう。

 

主要な間取り一覧をご紹介

引っ越し先を探すときや注文住宅を建てるとき、どのような間取りの物件に住むか、ワクワクする方も多いのではないでしょうか。広い間取りの物件は憧れるものですが、住む人数に合わせて適切な間取りを選ぶことが大切です。

ここでは、各間取りの特徴やメリットなどをご紹介します。

 

ワンルーム(1R)の間取り

1Rは、キッチンと部屋の間に仕切りがないタイプの部屋です。キッチンが部屋の中や、部屋と玄関を繋ぐ廊下にあります。ユニットバスの物件が多く、スペースを無駄なく使えるのがメリット。家賃も安い物件が多いため、住居費用を抑えたい1人暮らしの人におすすめです。

 

1Kの間取り

1Kは、居室とキッチンが別々のタイプです。玄関を開けても生活感が丸見えにならないため、配達時の荷物受け取りや訪問営業の対応において、プライバシーを確保できます。

独立したキッチンスペースが欲しい人やプライバシーを確保したい1人暮らしの人にいち押しです。

 

1DKの間取り

1DKは1K同様に独立したキッチンスペースがあるタイプで、キッチンスペースは4.5〜8畳未満と、1Kよりも広い点が特徴です。電子レンジや冷蔵庫を置いたり、キッチンスペースで食事できるのがメリットです。1人暮らしの人や節約したいカップルに便利な間取りといえます。

 

1LDKの間取り

1LDKは、8畳以上のLDKと居室が1部屋あるタイプです。食事もでき、ゆったりくつろげる広い空間があるため、居室を寝室専用の空間にできます。広々とした空間で過ごしたい1人暮らしの人やカップルにおすすめの間取りです。

 

2Kの間取り

2Kは2部屋+キッチンの間取りです。1部屋を居間、もう1部屋を寝室といったように分けて使えます。プライベートな空間は確保したいけど、家賃は抑えたいカップルによいでしょう。

 

2DKの間取り

2DKは2つの居室とダイニングキッチンがある間取りです。2Kとは異なり、それぞれの部屋を寝室にできます。プライベートな空間を確保したい2人暮らしや小さな子どもがいる新婚カップルにもおすすめです。

 

2LDKの間取り

2LDKは居室が2部屋と、8畳以上のキッチンスペースがある間取りです。広々としたリビングでゆったりくつろげるため、2人暮らしには十分な間取りといえます。子どもがいる家庭にもいち押しです。

 

3DKの間取り

3DKは居室が3部屋とダイニングキッチンがある間取りです。築年数の経過した物件だと、居室1部屋が和室になっている場合もあります。ルームシェアの3人暮らしや子ども部屋が欲しい家族向けです。

 

3LDKの間取り

3LDKは居室が3部屋とリビングダイニングキッチンがある間取りです。子どもが2人いる4人家族であっても子ども部屋と夫婦の寝室を確保でき、友人を招いても余裕があるほど広い間取りです。広々として住みやすい点は魅力ですが、掃除が大変な点や家賃が高い点に注意しましょう。

 

間取りを決めるときの注意点3つ

間取りを決める際は、「収納スペースがあるか」「生活動線が悪くないか」「日当たりが悪くないか」といった点に気をつけて選ぶとよいでしょう。とくに収納スペースの広さは、意識していない方が多く、後悔しやすいポイントです。

間取りを決めるときの注意点について詳しく解説します。

 

1.収納スペースがあるか

間取りを決める際、部屋の広さにこだわることはあっても収納スペースまで意識がいかなかったり、収納スペースが大きいと部屋が狭くなるイメージを持っている人もいるでしょう。

しかし実際は、収納スペースが少ないと部屋に荷物を置かなくてはいけなくなり、かえって生活空間を圧迫しかねません。収納スペースはきちんと確保しましょう。

 

2.生活動線が悪くないか

生活動線は、普段生活するうえでよく移動する場所や流れを指します。たとえば「朝起きて寝室から洗面所へ行って顔を洗う」ということも生活動線のひとつです。

生活動線がスムーズでないと、暮らしにくいと感じてしまうでしょう。実際にどんな暮らしになるかをイメージをして、生活動線が悪くないか確認してみてください。

 

3.温度や日当たり

日当たりの良さも考慮して選ぶことが大切です。日当たりが悪すぎると精神的にも悪影響を及ぼす場合があります。

日当たりは方角と寝室の位置がポイントです。たとえば東向きの部屋は朝日が差し込みますが、日中は日差しが入りにくく冬は寒いといった欠点があります。南向きは日差しが入るので日中は明るいですが、夏は暑すぎるかもしれません。

日当たりや温度のバランスも考えて選んでみるとよいでしょう。

 

まとめ:間取りは優先順位を決めて慎重に選ぼう

世帯状況や生活スタイルに合わせた適切な間取りを選ぶことが大切です。「間取りで悩んでしまう」といった人は、広さ・部屋数・日当たりといった優先順位を決めてみてください。
また注文住宅を建てる際は、平屋にするか2階建てにするかといった点も大切なポイントです。

スムーズに進めたい場合は、優先順位だけでなく、妥協できる条件も決めておきましょう。どのような間取りが暮らしやすいのかをイメージし、間取りを選んでいきましょう。