エコカラットとは?玄関への施工例やメリット・デメリットを解説

2023年1月2日

「玄関の壁材はどうやって選べばよいのだろう・・・」
「エコカラットは何がすごいの?」

このような疑問を持ったことはありませんか?

家の顔といえる玄関には、壁材もこだわりたいものです。

しかし壁材は種類が豊富で、どれを選ぶべきか迷ってしまいます。

そこでこの記事では、エコカラットについてメリット・デメリットや施工例をご紹介します。

新築住宅やマンションにも取り入れられることが多いエコカラットについて知り、玄関への施工を検討しましょう。

 

エコカラットとは?

エコカラットの概要

エコカラットとは、住宅などのインテリアに用いる壁材のことです。

エコカラットは、表面に非常に小さな穴が無数にある素材を焼いて作られており、湿度の調整や脱臭効果などが期待できます。

 

エコカラットのデザイン

エコカラットはデザインが豊富です。

形や色味だけでなく、柄の入ったデザイン性の高いものまであるため、選ぶエコカラットによって空間の雰囲気が大きく変わります。

デザインの種類が少ないインテリア用の壁材は選びにくい場合がありますが、エコカラットでは問題なく好みのデザインを選べるでしょう。

 

エコカラットのメリット5つ

エコカラットには多くのメリットがあります。

ここでは5つご紹介します。

 

メリット①:湿度を調整できる

まず、湿度を調整できることがメリットです。

エコカラットの表面には無数の穴がありますが、この穴が湿度調整を可能にしています。

具体的には、雨の日や梅雨の時期のような湿度の高いときに穴に湿気を溜め込むことで、部屋の湿度を下げるのです。

一方で、冬場など湿度が低く乾燥するときには穴から湿気を放出することで、部屋が乾燥し過ぎることを防ぎます。

呼吸をするかのように湿度調整できることが、エコカラット最大のメリットといえるでしょう。

 

メリット②:脱臭効果がある

湿度調整と合わせて、脱臭効果があります。

エコカラットの表面の穴は、湿気だけでなく部屋のニオイも吸収できます。

そして吸収したニオイは、時間をかけて放出されるため、ニオイを強く感じることはありません。

脱臭効果があるエコカラットは、靴のニオイが気になる玄関などにおすすめです。

 

メリット③:有害物質を減らせる

有害物質を減らせることもエコカラットのメリットです。

シックハウス症候群の原因物質などを吸着して減らせます。

特に小さな子どもがいる世帯にはありがたいメリットといえるでしょう。

 

メリット④:清潔な状態を保ちやすい

エコカラットは清潔な状態を保ちやすいこともメリットに挙げられます。

エコカラットの表面は、通常の壁紙に比べて室内のホコリが付きにくくなっています。

これは、エコカラットが静電気を帯びにくいからで、ホコリで壁が汚れる心配がありません。

また水拭きも可能なため、何かこぼしてしまったときでもすぐに拭き取れます。

エコカラットを用いることで、室内の空間だけでなく壁の清潔さも保つことが可能です。

 

メリット⑤:デザイン性が高い

エコカラットにはデザイン性が高く、おしゃれなものが豊富にあります。

またエコカラットを室内に上手く取り入れることで、部屋全体のデザインのアクセントにもなります。

壁紙1つで部屋の雰囲気は大きく変わるため、デザイン性が高く種類も豊富なエコカラットは取り入れやすい壁材といえるでしょう。

 

エコカラットのデメリット3つ

エコカラットにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットもあります。

ここでは3つご紹介します。

 

デメリット①:価格が高い

エコカラットは、通常の壁紙に比べて価格が高いことがデメリットです。

単価が高いだけでなく、湿度調整や脱臭効果を得るためには十分な面積が必要なため、その分費用も大きくなります。

価格を気にし過ぎてしまうと、エコカラットで失敗します。

なぜなら、エコカラットを壁の一部しか取り入れられないことで、十分な効果が得られないためです。

 

デメリット②:割れや欠けに注意が必要

エコカラットは、無数の穴が存在する素材を焼いて作られています。

このため、ガラスや陶器のように割れや欠けに注意が必要です。

特に下の部分は、掃除をするときに掃除機が当たって割れてしまうことがあります。

下部は表面を木材で補強するなど、対策が必要でしょう。

 

デメリット③:変更しにくい

エコカラットは、一度取り入れると変更しにくいことがデメリットといえます。

壁紙は簡単に貼り直しできるイメージがありますが、エコカラットは下地に強力な接着剤で取りつけているため、張替えには時間がかかります。

状況によっては、下地ごと張り替えなければなりません。

あらかじめ変更はできないと考えて、自分好みの飽きのこないデザインを選択しましょう。

 

玄関へのエコカラット施工例5選

ここからは、玄関にエコカラットを施工した例を5つご紹介します。

 

施工例①:柄の付いたおしゃれなエコカラット

柄の付いたデザインの高いエコカラットの施工例。

月をイメージしたような和モダンのエコカラットで、細かな模様も表現されています。

白い玄関の壁にも上手く馴染むデザインです。

 

施工例②:タイルのような重厚感がおしゃれなエコカラット

タイルのような表面のデザインで、重厚感のあるエコカラットです。

ダウンライトで表面に光を当てることで、凹凸を際立たせています。

また、シックな床材との相性もよく、室内に高級感を与えるデザインです。

 

施工例③:棚を設置したエコカラット

玄関正面の壁にエコカラットを用いて、棚を設置したデザインです。

こちらも壁に向けて照明を当てることでデザインを際立たせており、棚を設置することで小物などを置くスペースを確保しています。

2つの棚を斜めに配置することで、動きのあるデザインに仕上がっています。

 

施工例④:カラフルなエコカラット

カラフルなエコカラットです。

床材や白の壁紙とも合う淡い色のエコカラットにすることで、全体的なバランスは取りながら、個性的なデザインを実現しています。

エコカラットが玄関のアクセントになっている実例です。

 

施工例⑤:ダークな色味がおしゃれなエコカラット

ダークな色味が特徴的なエコカラットです。

タイル調のデザインで、設けている棚に向けてダウンライトを照らすことで、上品な雰囲気を実現しています。

周りのドアや床の色味もダーク系にすることで、全体の統一感も確保しています。

 

まとめ:機能性とデザイン性を兼ね備えたエコカラットを玄関に取り入れよう

この記事では、インテリアの壁材として人気のエコカラットについて、メリット・デメリットや施工例について解説しました。

エコカラットは、湿度の調整や脱臭効果など機能性に加え、デザイン性も高い壁材です。

ぜひ、家の顔といえる玄関に取り入れてみてはいかがでしょうか。