
収納がない部屋のアイデア11選!効率的に収納空間を保つには?
家づくりの際、収納空間をどう増やすか悩む方も多いのではないでしょうか。収納を増やすことで、家の中にあるものを片づけられるためすっきりとした部屋を実現できる一方、生活空間はどうしても限られてしまいます。限られた敷地に多く部屋数を設けたり生活空間を広く保ちたい場合は、収納空間をある程度削ることも大切です。
今回は、収納がない部屋のアイデア11選をご紹介!生活空間を広く保ちながら収納スペースも確保するコツを解説します。
収納付き家具を活用する
収納がない部屋で収納空間を確保する方法のひとつとして、収納付き家具を活用するという方法が挙げられます。ベッドやソファなど、生活するうえで必要な家具に収納の機能も兼ね備えることで一石二鳥な生活空間に仕上がります。
では、どのような収納付き家具があるのでしょうか。
①収納付きテーブル
天板の下に引き出しや棚などの収納機能を備えた収納付きテーブル。椅子に座って使用する背の高いダイニングテーブルに活用すれば、天板の下部分を広く確保できるため収納できる物も多くなります。
リビングなど床やソファに座って使用するローテーブルでは、テーブルの横にサッとティッシュやリモコンなどを掛けられるような、ちょっとした収納空間を確保するのもおすすめです。
②収納付きソファ
座面の下部分に収納スペースを設置したソファは、通常の2人掛けのソファをはじめ、可動式の1人掛けのもの、ベッドにもなるリクライニング式ソファなど種類はさまざまです。
リビングの大きさや予算を考えながら、収納付きソファを活用するとよいでしょう。
③収納付きベッド
ベッドの下部分はデッドスペースになりがちですが、収納スペースとして活用することで効率よく収納空間を確保できます。
ベッド下のデッドスペースに引き出し型の収納棚を設置したり、背の高いベッドの下部分にチェスター付きの衣装ケースを配置するなどといった工夫を施すのがよいでしょう。
可動式のワゴンを活用する
収納がない部屋では、可動式のワゴンをLDKに設置するのもおすすめです。可動式のキッチンワゴンを設置することで、使いたいときにサッと手が届きやすい収納空間を実現。使い勝手のよいLDKスペースに仕上がります。
可動式ワゴンの活用方法をご紹介します。
④天板付きのキッチンワゴンで、可動式のデスクに
キッチンワゴンに天板があるものを使用すると、可動式のデスクに早変わり。キッチン近くで使用すれば家計簿を付けたりレシピを確認できる場所になり、リビングで使用すればちょっとしたデスクワークやリビング勉強を行うことも可能です。
⑤キッチンで作業場代わりに活用
天板付きのキッチンワゴンは、調理などの作業場代わりとしても活用できます。狭いキッチンであれば調理スペースを確保しにくいというケースもありますが、キッチンワゴンを使用することで作業スペースを広く取れるでしょう。
突っ張り棒を活用する
廊下や玄関、脱衣所の上部分などといったデッドスペースに欠かせない突っ張り棒は、アイデア次第で便利な生活空間に。100円均一ショップでも購入できるため、比較的安価に設置できる点も魅力的ですよね。
突っ張り棒を活用したデッドスペースの活用方法をご紹介します。
⑥玄関に設置して靴や掃除道具などを収納
突っ張り棒を天井側や壁側に活用することで、シューズクロークがすっきりとした収納空間に。
壁側の低い位置に突っ張り棒を設置してS字フックを掛けると、ホウキやちりとり、折り畳み傘など玄関付近に収納したいものを配置できます。天井側に突っ張り棒を設置して壁と突っ張り棒の間に靴を置くと、収納力がさらに向上するためおすすめです。
⑦お風呂・脱衣所で活用
お風呂で突っ張り棒を活用して床に付かないようシャンプーボトルを収納することで、ぬめり汚れが床に広がらないようにするのもおすすめです。
脱衣所は壁と壁の間に長く突っ張り棒を取り付けることで、バスタオルなどをサッと掛けられるスペースに。洗濯機上部に突っ張り棒と天板を設置すれば、タオルや脱いだ衣類をしまえるスペースとなります。
デッドスペースになりがちな部屋の上部を活用することで、使い勝手のよい住宅を実現できます。
壁面収納で「魅せる」収納
リビングやキッチンなど来客があった際も見られることが多いスペースでは、「魅せる」収納方法もおすすめ。おしゃれなキッチン家具や、収納するのはもったいない趣味のグッズなどは壁面収納にするとよいでしょう。
⑧リビングの壁に掛けて
リビングの壁にお気に入りのカバンや帽子を掛けたり、ギターや釣り道具など趣味の小物を飾ったりすることで、収納としての機能だけでなく内装を彩るインテリアとしても活用できます。
⑨キッチンにウォールシェルフを設置
ウォールシェルフとは、壁に掛けて使用する収納棚のこと。キッチンにウォールシェルフを活用することで、スパイスボトルを飾りながら収納できるおしゃれな空間に。
また、フックを利用してキッチンツールを立て掛けるように収納するのもおすすめです。
中2階の下部分を活用する
効率的に収納空間を確保するには、中2階の下部分を活用するのもおすすめです。中2階とは、1階と2階の間に設けられた小上がりのスペースのこと。1.5階ともいわれ、効率的に生活空間を分けられるスペースとして注目されています。
中2階の下部分を活用した収納空間についてご紹介します。
⑩中2階スペースの下部分を収納に
中2階の下部分を引き出しにし、リビング収納としての機能を兼ね備えたスペースに。引き出し型にすることで、手軽に物を取り出せる収納スペースとなっています。
リビングは家族共用の物が溜まりやすく、ごちゃごちゃしがち。リビングで使うものをあらかじめ引き出しに収納しておくことで、快適なリビングに仕上がります。
⑪中2階を蔵収納に
中2階に子ども部屋を設置し、下部分のスペースをすべて蔵収納に仕上げた住宅。蔵収納とは、屋根裏や床下の収納とは別に設けられる、生活空間の中に配置された収納空間を指します。10畳以上の巨大な蔵収納で、高い収納力を維持しています。
まとめ
今回は、収納がない部屋でもすっきりとした空間に仕上がるコツをご紹介しました。収納空間を広く確保することで、暮らしやすさがぐんと広がります。100円均一ショップでそろうものも多くあるため、ぜひ実践してみてくださいね!
散らからない部屋づくりのコツを知りたい方は、こちらの記事もチェック!