18畳でI字リビングをつくるには?効果的なレイアウト事例を徹底解説!

2023年6月26日

家族が集まるリビングは、暮らしやすい間取りにしたいものですよね。今回は18畳のリビングについて、一般的なI字型の間取り事例を中心にご紹介!I字リビングのメリット・デメリットも併せて解説します。

 

18畳のリビングってどれくらい?

18畳のリビングといわれて、具体的に広さが分かる人は少ないのではないでしょうか。18畳のリビングは、ごく一般的な広さといわれています。リビングの基本的な広さや、レイアウトの種類について解説します。

 

リビングの広さとしては一般的

リビング(LDK)の一般的な広さは16~20畳ほどといわれています。16~20畳ほどあれば、リビング・ダイニング・キッチンという3つのスペースを広く確保することが可能です。

リビングの広さを考える際は、家族の人数がどれくらいいるかも確認しましょう。家族の人数が多い大家族では18畳が足りないかもしれませんし、反対に2人暮らしであればスペースを持て余すことも。自分の家族に合ったリビングの広さを選ぶことが大切です。

 

I字型とは?ほかにどんな種類があるの?

リビングのレイアウトは、I字型とL字型の2種類に分かれています。I字リビングとは、リビング・キッチン・ダイニングという3つのスペースが直線的に配置されているリビングのこと。I字リビングの場合、キッチンとダイニングが対面になるためコミュニケーションがとりやすくなります。

対してL字型リビングとは、キッチンの横にダイニングテーブルを設置したリビングのことです。キッチンとダイニングを直線的に配置することで家事動線がスムーズに仕上がります。

 

I字リビングのメリット・デメリット

今回は、I字リビングのメリット・デメリットをそれぞれ解説します!リビングのレイアウトに迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

I字リビングのメリット

I字リビングのメリットは上記にもあるように、対面キッチンとなるため料理中にコミュニケーションを取りやすいことです。縦に長いレイアウトとなるため、リビング全体が広く見える点もポイント。奥行きが広く見え、開放感のある間取りに仕上がります。

 

I字リビングのデメリット

I字リビングのデメリットは、リビング・ダイニング・キッチンが一続きであるため空間にメリハリがつきにくくなる点です。L字型であれば、キッチンとダイニングが横一列、少し空間を空けてリビングとなっているため、各スペースにある程度のメリハリが生まれます。I字リビングを設計する際は、家具や余白を意識しながらメリハリもつけるとよいでしょう。

I字リビングはレイアウトの自由度が高いため、どの家具をどう置けばよいか分からないという方も。自由度が高いゆえに迷いやすいという点も注意が必要です。

 

I字リビングでおすすめの家具やレイアウトは?

I字リビングは、選ぶ家具やレイアウト次第でより広々とした空間に仕上がります。I字リビングを導入する方におすすめしたいワンポイントについてご紹介します。

 

ダイニングテーブルをキッチン前に設置

ダイイングテーブルをキッチン前に設置すると、家事動線に優れたI字リビングを実現できます。キッチンとダイニングテーブルの距離を近くすることで料理が運びやすくなるほか、片付けも楽になりますよね。

またキッチンは対面型にすると、料理をしながらコミュニケーションをとることも可能です。

 

時計はキッチンから見える位置に

意外と見落とされがちなのが、時計の位置です。掛け時計はキッチンから見える位置に設置することで、料理中もこまめに時間を確認できる空間となります。

理想は、キッチンの対面に掛け時計を設置すること。リビングからも見えやすいため、暮らしやすい空間に仕上がります。

 

背の低い家具で見通しよく

I字リビングの場合、キッチン・ダイニング・リビングが1列に並ぶため 背の低い家具を多く用いることで見通しが良くなります。部屋の奥まで見通しのよいI字リビングは、実際よりも広い空間に見えるでしょう。 

「家具はお気に入りのものを使いたい」という方は、勾配天井を導入するのもおすすめです。大きく背の高い家具を使いたい場合、 通常用いられている天井高では圧迫感を与えてしまうこともあります。I字リビングに勾配天井を加えることで、さらに見通しの良い開放感のある空間に空間を実現できます。

 

白い膨張色の家具で空間を広く

白の建具や家具を利用すると空間を広く見せることが可能です。爽やかな白の色味は 部屋全体をすっきりとシンプルに仕上げられるため、シンプルで洗練された印象を与えられます。

どんな柄や色にも合わせやすいため、暮らしの自由度が高まることも大きなメリットといえるでしょう。

 

18畳のI字リビングってどんな間取り?間取り事例をご紹介

18畳の I字リビングとは 具体的にどのような間取りがあるのでしょうか。間取り事例をいくつかご紹介します。

 

間取り事例①家の中心に18畳のリビングを設けた平屋

家の中心に18畳のリビングを設けた平屋の間取り事例です。キッチンの向かいにバー風のダイニングスペースを設けることで、2人での食事はキッチン前、4人での食事はダイニングテーブルといったように、過ごし方が限定されない空間に仕上がっています。

テレビの位置はリビングのソファーと対面するように置くと、「食事中はテレビを見ない」間取りに。家族の会話が途切れない住宅になり、コミュニケーションを円滑に取れる平屋を実現しています。

 

間取り事例②パントリーを効果的に設けた18畳のI字リビング

パントリーをキッチン奥に設けた18.7畳の I字リビングです。I字リビングの場合はキッチン・ダイニング・リビングの3つを直線的に並べるケースが多い一方、上記の間取りではキッチンとダイニングテーブルを横一列にすることで効率的な家事動線を確保しています。リビングとダイニングの間に空間が生まれ、メリハリのある部屋に仕上がっているのもポイントです。

 

間取り事例③自然光を多く取り込むI字リビング

南側に大きな掃き出し窓を設けた18畳のI字リビングです。南側にリビングを設けることで自然光を多く取り入れやすくなり、明るいリビングに仕上がります。キッチンは対面型にすることで、料理中もコミュニケーションをとることが可能に。キッチンとダイニングスペースを近づけることで、効率的な家事動線も確保しています。

 

まとめ

今回は I字リビング と L字リビングの違いや特徴、I字リビングの間取り事例などをご紹介しました!リビングは家具やインテリアのレイアウトを工夫することで、家族全員が使い勝手の良い間取りに仕上がります。

リビングのレイアウトで迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

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