屋上を活用したい!機器や手すりなどを後付けすることは可能?屋上を取り入れた住宅実例もご紹介
アウトドアな過ごし方が流行している昨今、屋上でお家キャンプやバーベキューを楽しんだり、ガーデニングを始めたいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、
「家を建てる際は屋上を取り付けていなかったが、後付けでやっぱり屋上を取り付けたい」
「屋上を家に取り入れたいけれど、実際に使うかどうか分からない」という方におすすめ!
屋上を後付けする方法や屋上を取り入れた住宅実例をご紹介します。屋上の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
後付けで屋根を屋上に変更できるの?
そもそも後付けで屋根を屋上に変更することは可能なのでしょうか。屋根の形状から確認していきましょう。
屋上を後付けできるかどうかは、予算や屋根の形状によって異なる
屋上を後付けで設置できるかどうかは、予算や屋根の形状によって異なります。三角屋根など一般的な傾斜のついた屋根であれば解体作業から必要になり、リフォーム費用が多くかかります。一方で傾斜がなく平坦な陸屋根の場合は、雨漏り対策や屋上への階段設置など三角屋根の場合より比較的安価に抑えられるでしょう。
屋上を後付けする際に見込んでいる予算や現在使用している屋根の形状とを照らし合わせながら考える必要があります。
屋根の形状によっては工事が複雑になる
屋根を屋上にする場合、使用している屋根の形状によっては雨漏りのリスクを負う可能性があります。基本的に住宅の屋根は、陸屋根を除けば雨水や雪などが積もりにくい傾斜のある形状でつくられています。
一方、屋上を設置する際は傾斜を付けることはできません。傾斜のない平坦な敷地では通常の屋根より雨水などが溜まりやすいため、雨漏りが発生するリスクは高まります。雨漏りのリスクを抑えるにはしっかりとした雨漏り対策が必要となるため、工事自体が複雑になりリフォーム費用は高くなってしまうのです。
デザインが合わない場合も
屋根は住宅の印象を左右する重要な部分です。屋根を屋上に変更することで、新築時の住宅デザインが合わなくなってしまうことも。デザインがちぐはぐな印象にならないよう、屋上を後付けした際の外観もしっかり確認しておく必要があるでしょう。
屋上って結局使うの?屋上を設置する際に押さえておきたい注意点
新築時に屋上を検討している方も、後付けで屋上を検討している方も、「本当に使うかどうか?」が気になるという方も多いのではないでしょうか。
屋上を取り入れる際に押さえておくべきポイントについてご紹介します。
夏や冬などは使用頻度が低い可能性も
極端に外の気温が暑かったり寒かったりする場合は、屋上の使用頻度は減ってしまうでしょう。夏場であれば、屋上を使用する際は日よけのシェードを取り付けるなどの対策が必要です。
バーベキューやお家キャンプなどを行う際にうってつけの屋上ですが、向いている季節とそうでない季節があります。
水栓を設置しておくとメンテナンスに便利
意外と忘れがちですが、屋上には水栓を設置しておくと大変便利です。木の葉や雨水の汚れなどが付着しやすい屋上では、定期的なメンテナンスを行う必要があります。屋上に水栓を取り付けることで水洗いしやすくなるため、メンテナンスの負担が減るのです。
庭が設置できない場合はかなり便利
都心部など敷地の関係で庭が設置できないというケースにも、屋上は有効です。「庭に洗濯物を干したい」「庭でガーデニングを行いたい」という希望にも応えられます。
反対に、庭をすでに設置している/設置する予定がある場合、屋上が不要かもしれません。
屋上の具体的な使い方を決めておく
屋上を設置する際の最も多い失敗例として、「結局使わなかった」というケースが挙げられます。一般的な屋根を設置するよりも時間や費用がかかってしまう屋上は、せっかくならずっと使えるような空間に仕上げたいですよね。
屋上を設置して具体的にどういった用途で使うのか、家族で話し合いながら使い方を決めておくことが大切。物干しスペースとして、ガーデニングのスペースとして…など、利用用途を明確にすることでより使い勝手の良い屋上を実現できます。
屋上を設置した住宅実例をご紹介
屋上を設置した住宅の実例をご紹介します。屋上を検討している方は、間取りや使い方などもぜひ参考にしてみてくださいね。
屋上に書斎を設置した実例
屋上に書斎を設置し、家族との距離を確保した実例です。自然光を浴びながらデスクワークや勉強などを行える間取りに仕上がっています。
書斎など一人になる空間にこだわりたいという方は、思い切って屋上に書斎を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、屋上を後付けにする方法や屋上を設置する際の注意点、屋上を取り入れた住宅実例などをご紹介しました!屋上は後付けすることももちろん可能である一方、リフォーム費用が多く発生してしまうこともあります。屋上の後付けを検討している方は、具体的にどのような使い方を想定しているか、どんな使い方をしたいか考えることが必要です。
ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね!
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