20坪台の平屋間取りはどうつくる?間取りづくりのコツを坪数別に解説!

2023年8月24日

「平屋を建てたいけれど、延べ床面積20坪台でも可能なの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。2階建て住宅と比べて設置できる部屋数に限りがある平屋ですが、間取りの工夫次第で効率よく居住空間を確保できます。

今回は、20坪台の平屋間取り事例を坪数別にご紹介!間取りづくりのポイントと併せてお伝えします。

 

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1 20坪台の平屋間取りを坪数別にご紹介

20坪台の平屋間取りを坪数別にご紹介

20坪台の平屋間取りを、坪数別にご紹介します。

 

【21坪・3人家族向け】リビングと各部屋がつながる平屋間取り

21坪で主寝室と寝室を2部屋設けた、2LDKの平屋間取り。3人家族向けに設計されており、コンパクトながらも住み心地の良い動線となっています。

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と主寝室・寝室・水回りスペースのそれぞれに直接つながる動線にすることで、各部屋への動線を短く設定。暮らしやすさがつづく間取りに仕上げています。

 

間取りのワンポイント:玄関付近にトイレを設置する

玄関付近にトイレを設置することで、お出かけ前や帰宅後すぐにトイレに行くことが可能です。とくに小さな子どもがいる場合、出発前にトイレを済ませておきたいもの。玄関で靴を履いた後でも比較的簡単にトイレへ行けるでしょう。

加えてトイレが奥まった位置にある場合、来客者がトイレへ行きにくいというケースも。玄関付近に設置しておくことで、家族だけでなくお客さんも気軽にトイレへ行ける動線となります。

 

【21坪・4人家族向け】水回りスペースの動線が快適な平屋間取り

玄関付近にシューズクロークを設置した、21坪の平屋間取り。主寝室1室と寝室2室を設けた4人家族に向いている間取りとなっています。縦に長い長方形の土地では、各部屋の動線が長くなりがち。サニタリースペースを細長く設計して奥に浴室をつくるなど、長方形の土地ならではの工夫が光る間取りとなっています。

 

間取りのワンポイント:廊下の一部を収納空間に活用

主寝室と寝室につながる廊下にはクローゼットを2か所設置。リビングに収納空間を取れない場合、廊下のデッドスペースを活用することで収納空間を効率的に用いることが可能です。

 

【23坪・2人暮らし向け】横動線のキッチン・ダイニングが快適な平屋間取り

キッチンとダイニングが横一列につながる平屋間取り。料理の配膳や食器類の後片付けなどを横一列の動線で済ませられるため、家事負担を軽減できます。

また、キッチン付近には水回り空間を設置。料理の合間に洗濯をしたり小さな子供をお風呂に入れるなど、ちょっとした家事を済ませられます。

 

間取りのワンポイント:クローゼットでリビングの音をシャットアウト

リビングに設置しているテレビの裏側には大きめのクローゼットを設置。リビングから寝室へと音が漏れないよう工夫しています。

寝室は日々の暮らしを癒すために重要なスペース。生活音が聞こえやすい空間になると、メリハリがつきにくく疲れがあまり取れない…といったこともあるでしょう。本来であれば廊下を設けることで空間を切り分けられますが、収納スペースを活用するのもおすすめです。

クローゼットなどの収納空間を間に設けることで、メリハリのある居住空間を実現できます。

 

【23坪・4人家族向け】サンルームを設けたおしゃれな平屋間取り

主寝室1室と私室2室を設置した、3LDKの平屋間取り。サニタリースペースからサンルーム、サンルームからウィークインクローゼットと洗濯に用いる各部屋をつなげることで、効率的な洗濯動線を実現しています。加えてキッチンと水回りを直接つながる間取りにしているのも大きなポイントです。

 

間取りのワンポイント:回遊性のある間取り

正方形の間取りは回遊性を持たせやすいという特徴があります。廊下がない間取りで各部屋をつなげることで、室内全体をぐるりと回れる間取りに仕上げています。

特筆すべきは、水回りからウォークインクローゼットを通り、そのままLDKを通らずに外出できる点。生活リズムが異なる家族であっても、リビングにわざわざ回り込まず寝室からそのまま外へ出られるため大変便利な間取りに仕上がっています。

 

【25坪・3人家族向け】まるで縁側!?自然光が多く差し込む明るい平屋間取り

LDKの掃き出し窓に沿う形で設置された縁側スペース。南側に設置することで、自然光を多く取り込める間取りに仕上げています。

家族で過ごすことの多いLDKは、とくに明るい空間に仕上げたいものですよね。サンルームともつなげることで、部屋干し・外干しどちらも対応できるつくりになっている点も特徴です。

 

間取りのワンポイント:LDKに和室を併設し、使い勝手のよい間取りに

LDKに和室を併設させることで、腰を落ち着けるスペースも確保した便利な間取りに仕上げています。和室は客間としても使えるため大変便利。玄関付近に設置しておくことで、急な来客があった際もLDKをあまり見られることなく客間へ案内できるためおすすめです。

 

【27坪・4人家族向け】間仕切りを設置した将来性のある平屋間取り

27坪で比較的広めの平屋間取り。寝室の2部屋は間仕切りで空間を切り分け、将来的に1部屋ずつ必要になっても問題ないよう工夫しています。

キッチンと水回りスペースをつなげることで、料理の合間に洗濯を済ませられるような間取りに仕上げている点も大きなポイントです。

 

間取りのワンポイント:大きなリビング収納を設置

リビングに大きな収納空間を設置し、リビング専用の収納スペースを確保しています。掃除機などの掃除道具を片づけておくことで、リビングの掃除動線も確立。使い勝手の良いリビングとなっています。

 

【27坪・3人家族向け】中庭としても活用できるデッキスペースを設置した平屋間取り

中庭としても使えるような、大きなデッキスペースを南側に設置した平屋間取り。サニタリースペースからも直接つながる設計にすることで、外干し用の空間に仕上げられる点も見逃せないポイントです。

 

間取りのワンポイント:リビング・主寝室・サニタリースペースのそれぞれに自然光が差し込む設計に

大きなデッキスペースへ沿うように各部屋を配置することで、どの部屋からも自然光が差し込むようつくられています。室内全体が明るく仕上がりますね。

 

【29坪・4人家族向け】リビング勉強ができるスタディコーナーを設置した平屋間取り

LDKのスペースにスタディコーナーを設置した29坪の平屋間取り。20坪後半になるとかなりスペースにも余裕が出てくるため、空間を仕切る廊下やリビングに活動の幅を持たせるスタディコーナーなどのスペースを設けられます。

 

間取りのワンポイント:水回りスペースに大きな収納空間を設置

水回りスペースに大きな収納空間を併設し、効率の良い洗濯動線を確保しています。29坪になると、収納空間も広く確保できるため適した場所に配置するようにしましょう。

 

まとめ

今回は、20坪台の平屋間取りをご紹介しました!平屋は2階建てと比べて設置できる部屋数が限られる一方、間取り次第で2階建てよりも移動距離が短い、快適な間取りに仕上がります。

平屋の間取りづくりで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!