一戸建ての建築費用の平均は?費用を抑えるためのポイントも解説

2023年7月9日

「一戸建てを建てたいけれど、費用はどれくらいかかるの?」
「できるだけ費用を抑えて一戸建てを建てたい」
このようにお考えではないでしょうか?

人生で一番大きな買い物である家の新築には、費用面の不安はつきものです。

この記事では、一戸建ての建築にかかる費用の平均や、費用を抑えるためのポイントについて解説します。

特に、これから新築を考えている方はぜひ最後までご覧ください。

一戸建ての建築費用の平均

一戸建ての建築費用の平均について見ていきましょう。

建築費用全体の平均

住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅・土地付注文住宅・建売住宅の建築にかかる平均所要資金は以下の通りです。

参照:住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査

全国平均で見ると、注文住宅は3,572万円、土地付注文住宅は4,455万円、建売住宅では3,605万円の資金が必要です。

なお、首都圏や近畿圏、東海圏ではその他地域に比べて所要資金が大きくなります。

土地購入費用の平均

土地購入費用の平均については、以下の通りです。

参照:住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査

全国で見ると、1,449.9万円が土地購入費用の相場です。

また、首都圏では土地購入費として2,000万円以上かかることがわかります。

建築費用の平均

建築費用は、大きく分けると「本体工事費」と「別途工事費」の2つに分けられます。

本体工事費は、柱や壁、屋根などの家本体にかかる工事費用です。建築費用全体の約75%を占めます。

一方の別途工事費は、ガス管や水道管などを敷設するための工事費や、外構工事費などのことです。建築費用の約20%に当たります。

建築費用には地鎮祭の費用なども挙げられますが、本体工事費や別途工事費に比べると少額です。

注文住宅の全国平均:3,572万円で計算すると、本体工事費と別途工事費は以下の額になります。

(本体工事費)=3,572万円✕75%=2,679万円
(別途工事費)=3,572万円✕5%=178.6万円

上記は全国平均を元にしているため、首都圏などではより費用がかかるでしょう。

諸費用の平均

一戸建てを建築する際には、建築費用や土地購入費用以外にも、諸費用が必要です。

具体的には、以下のような物が挙げられます。

  • ・住宅ローン費用
  • ・不動産取得税
  • ・登録免許税
  • ・固定資産税
  • ・都市計画税

住宅ローンや固定資産税などは、建築完了後も継続してかかる費用です。建築費用や土地の広さなどが関係するため、設計の段階から考慮しましょう。

一戸建ての建築費用を抑えるためのポイント7つ

一戸建ての建築費用を抑えるためのポイントは、以下の7つです。

  • ・要望や条件の優先順位を決めておく
  • ・土地や建物の面積を抑える
  • ・特徴的な間取りは避ける
  • ・家の構造をシンプルにする
  • ・水回りは1か所にまとめる
  • ・複数のハウスメーカーから見積もりを取る
  • ・建売住宅も検討する

それぞれくわしく解説します。

① 要望や条件の優先順位を決めておく

建築費用を抑えるために、要望や条件には優先順位を決めておきましょう。そうすることで、予算の範囲内で要望や条件をできる限り満たした家が建てられます。

たとえば、台所設備や風呂設備などにはグレードがありますが、どの設備を優先してハイグレードにするのか決めておくだけでも、費用を調整できるでしょう。

このように、要望や条件の優先順位を決めて、妥協できるポイントを明確にすることが重要です。

② 土地や建物の面積を抑える

建築費用を抑えるためには、土地や建物の面積を抑えるとよいでしょう。土地は広いほど高く、建物も面積が大きいとかかる費用が増えるからです。

また、土地や建物の面積を抑えると、建築後にかかる固定資産税も安く済みます。

広い家に住みたい方は、間取りの工夫などで対応するとよいでしょう。

③ 特徴的な間取りは避ける

特徴的な間取りを避けることも、建築費用を抑えるためには重要です。

たとえば、大きさがそれぞれ異なる個室を多く設けると、さまざまな大きさの木材や建具が必要になるため、建築にかかる費用が増えます。

特徴がある部分には、それだけ費用が余計にかかることに注意しましょう。

④ 家の構造をシンプルにする

家の構造をシンプルにすることで、建築費用を抑えられます。

たとえば、正方形の構造の家は、コの字型やロの字型の家に比べて外壁の面積が狭くなります。このため、外壁や断熱材などにかかる費用が安く済み、結果として建築費用を抑えられるのです。

構造をシンプルにして浮いた費用は、設備費用などに充てることもできるでしょう。

⑤ 水回りは1か所にまとめる

建築費用を抑えるためには、水回りは1か所にまとめることが重要です。水回りどうしが離れていると、配管の長さが余計に必要になり、費用がかさみます。

具体的には、台所・洗面所・風呂場・トイレなどは1か所にまとめましょう。また、2階建ての場合にも、水回りは上下に配置することがおすすめです。

水回りを1か所にまとめることは、費用を抑えられるだけでなく、家事動線の面でもメリットは大きいでしょう。

⑥ 複数のハウスメーカーから見積もりを取る

建築費用を抑えるためには、複数のハウスメーカーから見積もりを取ることも忘れてはいけません。

同じ間取りや構造のプランでも、ハウスメーカーによって建築費用は変わります。場合によっては、数十万円の差が生じることもあるのです。

複数のハウスメーカーから見積もりを取るだけで費用を抑えられるのであれば、やらない手はないでしょう。

⑦ 建売住宅も検討する

住宅への要望や条件次第では、建売住宅もおすすめです。

建売住宅の間取りや設備機器が自分の希望に沿う物であれば、注文住宅で建てるよりも費用を抑えられるでしょう。

ただし、住宅金融支援機構の建築費用平均からもわかるように、地域によっては建売住宅のほうが高いケースもあるため注意が必要です。

>>34坪の家の間取りについてくわしく知りたい方はこちら。

 

一戸建ての建築はポイントを理解して費用を抑えよう

この記事では、一戸建ての建築にかかる費用の平均や、費用を抑えるためのポイントについて解説しました。

注文住宅、土地付注文住宅及び建売住宅の建築費用は、全国平均で以下の通りです。

注文住宅:3,572万円
土地付注文住宅:4,455万円
建売住宅:3,605万円

地域による差もありますが、一戸建ての新築にはおおむね上記の金額が必要です。

一方で、条件などに優先順位をつけたり、特徴的な間取りを避けたりすることで、建築費用は抑えられます。

記事の内容を参考にしていただき、費用を抑えて理想の一戸建てを建築しましょう。