50坪の間取り実例3選 | 家づくりのポイントやおすすめの設備も解説

2024年4月13日

「50坪の家の間取りについて知りたい」
「50坪の家を建てるとき、間取りで失敗したくない」
このようなお悩みにお答えします。

50坪の家は、その広さから間取りの自由度は高いという点が特徴です。

一方で、どのような間取りにすればよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。

この記事では、50坪の間取り実例3選やおすすめの設備、建てる際のポイントについて解説します。

50坪の家づくりで失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

50坪の間取り実例3選

50坪の間取りの実例を3つご紹介します。

48坪の4LDK平屋の実例

48坪の平屋4LDKの実例。

1つ1つの部屋が非常に広いのが特徴です。子ども部屋も10.8畳の広さがあるだけでなく、ウォークインクローゼットとクローゼットがあります。

また、パントリーにも十分なスペースが確保されています。

和モダンがおしゃれな、ゆとりある間取りの好例です。

 

47.87坪の2階建て2LDKの実例

約48坪の2LDKの実例。

1階部分にはガレージがあり、室内からもガレージが見える窓の配置になっています。また、室内は吹き抜けで開放的な印象です。

間取りも個室をあえて多くつくらず、広い空間を確保しています。

 

47.55坪の2階建て4SLDKの実例

 

約48坪の実例。

シューズインクローゼットやサンルーム、パントリーなど広い坪数だから配置可能な設備が揃っています。

また、セカンドリビングやランドリールームも配置しており、機能性も快適性も備えた実例といえるでしょう。

 

50坪の家を建てるには

50坪の家を建てる場合、必要な広さや土地の坪数、価格相場はどのくらいなのでしょうか。くわしく見ていきましょう。

 

50坪の家はどれくらいの広さ?

50坪は約165平方メートルで、畳だと約100畳分の広さです。

50坪あればゆとりのある家づくりが可能で、間取りも自由度高く決められます。たとえば二世帯5人家族のように人数が多い場合でも、余裕のある間取りが実現できるでしょう。

5人家族の間取り実例については、以下の記事も参考にしてみてください。

5人家族におすすめの間取り実例5選!快適な広さや間取り、注意点も解説

 

50坪の家に必要な土地の坪数

延床面積50坪の家を建てるときに必要な坪数は、建ぺい率と容積率で決まります。

建ぺい率とは「土地の面積に対する建築面積の割合」のことです。たとえば建ぺい率50%の場合、建築面積50坪の家を建てるには最低でも100坪の土地でなければなりません。

また容積率とは「土地の面積に対する延床面積の割合」を指します。容積率100%で敷地面積が50坪あれば、2階建てで延床面積50坪の家を建てられます。

一方で、容積率100%で敷地面積が50坪に満たない場合には、延床面積50坪以上の家は建てられません。

50坪の家を建てたい場合には、建ぺい率や容積率に注意しましょう。

 

50坪の家を建てるときの価格相場

50坪の家を建てるには建物用だけでなく、土地にかかる費用も高くなる傾向があります。建築場所や家のグレードによっても価格は変わりますが、おおむね3,000〜4,000万円前後が相場でしょう。

50坪の家では、設備一つひとつの金額の積み上げで建築費用が高額になる場合も考えられます。必要な設備のみ取り入れて、費用は抑えつつ理想的な50坪の家を建てましょう。

 

50坪の間取りにおすすめの設備8選

間取りの自由度が高い50坪の家におすすめの設備を8つご紹介します。

 

アイランドキッチン

50坪の家にはアイランドキッチンがおすすめです。

キッチン周りを周遊できる見た目もおしゃれなアイランドキッチンには広いスペースが必要ですが、50坪の家なら実現可能。

キッチンが使いやすいだけでなく、風呂場や洗濯スペースとのアクセスがよい間取りにすることで、効率的な家事動線も確保できます。

 

パントリー

食材のストックなどを収納しておけるパントリーも、ゆとりある50坪の家におすすめ。

坪数の少ない家ではパントリースペースを設ける余裕はありませんが、50坪あれば十分な広さのパントリーを設けられます。

キッチン周りをきれいに保つためにも、パントリーはおすすめです。

 

シューズクローク

玄関スペースに、シューズクロークを設けるのもおすすめです。

50坪の家には人数が多い家族でも生活できますが、靴の収納が足りなくなる場合も考えられます。

しかし、シューズクロークを設置すれば安心です。玄関周りをきれいに保つことにもつながるでしょう。

 

ウォークインクローゼット

50坪あれば、収納力の高いウォークインクローゼットも設けられます。

家族が多いと、衣類などを収納するスペースの確保が不可欠。

ウォークインクローゼットなら、家族共有のファミリークローゼットとしてまとめて収納することも可能です。

 

ランドリールーム

ランドリールームも、50坪の家にはおすすめ。ランドリールームを設置することで、洗濯関連の家事にかかる時間を短縮できます。

特に子育て世帯や共働き世帯におすすめです。

 

セカンドリビング

50坪の家なら、セカンドリビングも設置可能です。

セカンドリビングとは、メインのリビングとは別に設けるリビングのこと。たとえば、来客が多い家では応接室として使用します。

そのほか、メインのリビングと使い道を分けて使用することもできるでしょう。

 

書斎

書斎を設ける余裕があるのも、50坪の家の強みです。

近年はテレワークを導入する企業も増えており、家に仕事スペースがあることは大きなメリットといえます。

また趣味の部屋として使用するのもよいでしょう。

 

ビルトインガレージ

ビルトインガレージは、家の1階部分に設けるガレージのこと。

50坪の家なら、2階部分に広い居住スペースを確保できるため、ビルトインガレージでも狭さを感じません。

雨の日に濡れずに車から室内に移動できることも、ビルトインガレージの大きなメリットです。

 

50坪間取りの家づくりを成功させるポイント5つ

50坪間取りの家づくりを成功させるためのポイントは、以下の5つです。

  • ・ポイント1:効率のよい生活・家事動線にする
  • ・ポイント2:メンテナンスのことを考える
  • ・ポイント3:個室と共有スペースのバランスを考える
  • ・ポイント4:将来を想定して部屋数を決める
  • ・ポイント5:採光・通風を十分確保する

それぞれくわしく解説します。

 

ポイント1:効率のよい生活・家事動線にする

まず、効率のよい生活動線・家事動線にすることです。

50坪の家は広いため、間取りによっては移動が大変で住みにくい家になりかねません。

そのため、リビングと寝室を近くに配置したり、水回りの配置をまとめたりして効率的な生活動線・家事動線をつくる工夫が必要です。

 

ポイント2:メンテナンスのことを考える

メンテナンスのことを考えるのも重要なポイントです。

広い家はゆとりがあって暮らしやすい反面、掃除やメンテナンスには大きな労力やコストがかかります。

たとえば、部屋数が多ければ掃除は大変ですし、家が大きければ外壁の修繕が必要な場合の費用が高くなるでしょう。

掃除やメンテナンスのことも踏まえながら、労力やコストがかかりにくい間取りや設備を検討することがおすすめです。

 

ポイント3:個室と共有スペースのバランスを考える

個室と共有スペースのバランスも重要です。

50坪あれば個室をいくつもつくれるでしょう。その一方で、家族がそれぞれの個室で過ごす時間が増え、コミュニケーションが減ってしまう可能性もあります。

そのため、リビングに集まりやすい間取りや設備を設けるなど、個室とのバランスを考えるとよいでしょう。

具体的には、子ども部屋に学習机は置かずに、リビングの一角に配置するなどの方法です。

家族間で良好なコミュニケーションがとれて、快適に過ごせる50坪の家を目指しましょう。

 

ポイント4:将来を想定して部屋数を決める

将来を想定して部屋数を決めることも、大切なポイントです。

具体的には、子どもが巣立った後や老後の生活でも使いやすい間取りを考えましょう。

たとえば個室をいくつもつくってしまうと、老後の生活では使わない部屋が生じることも考えられます。

現在の暮らしだけでなく、将来の暮らし方も想像しながら間取りを決めましょう。

 

ポイント5:採光・通風を十分確保する

50坪の家のように広い家では、採光・通風の確保にも注意が必要です。坪数の多い家では、家の中心部まで日光が届きにくかったり風通しが悪くなったりする場合があります。

窓やドアの位置、周辺環境なども踏まえながら、採光・通風が確保できる間取りを検討することが重要です。

たとえば、南玄関や中庭を設けることで採光をとりやすくなります。ほかにも、吹き抜けにして空気の流れをつくるなど、さまざな方法が挙げられるでしょう。

 

まとめ:50坪の間取り実例やポイントを参考に、理想の家づくりを始めよう

この記事では、50坪間取りの実例やおすすめの設備、建てる際のポイントについて解説しました。

50坪の間取りは自由度が高いため、実例やポイントを踏まえて決めていく必要があります。

また費用も高くなりやすいため、本当に必要な間取りや住宅設備なのか考えながら家づくりを行わなければなりません。

記事の内容も参考にしていただきながら、理想の家づくりをはじめてみてくださいね。